2008年7月17日~2008年7月19日、中国の上海で同国最大のゲームイベント、チャイナジョイ(The 6th China Digital Entertaiment Expo & Conference)が開催されている。すでに別の記事でお伝えしたように、出展されたタイトルはPC向けのオンラインゲームがほとんどを占め、家庭用ゲーム機向けのソフトを出展していたのはソニー・コンピュータエンタテインメント(中国名:索尼電脳娯楽)ぐらいだった。だからといって、中国に家庭用ゲーム機の市場がまったくないわけではなく、会場でもニンテンドーDSやPSP(プレイステーション・ポータブル)で遊ぶ若者の姿が各所で見られた。家庭用ゲーム機向けソフトの出展が少ない理由は、やはりコピー製品の横行であろう。中国ゲーム市場でのコピー製品問題については、すでに語り尽くされている感があるが、その最新事情という意味も込めて、ゲームショップへの潜入調査を試みた。なお、記事中の換算レートは1元16円とする。