現在、中国では個人作家のよるショートムービーが急激に増え、ブームの様相をみせている。しかし、新華社によれば今回の処置は、こうしたショートムービーの中に政府を皮肉ったパロディー作品や過去の作品の引用があるなどそのモラルが問題にされている。
そうした例として、中国の革命時代のフィルム『Sparkling Red Star』を利用したパロディー作品などを紹介している。
中国におけるウェブアニメーションへの関心は、日本以上に高いと言われており、数多くのクリエーターが既に出現している。現在、中国製の商業テレビアニメーションは、政府の方針に準じた教育的な内容が多くなっている。
その中で、これまで多彩なアイディアとクリエイティビテイが表現される中国のウェブアニメーションの可能性に注目する向きも少なくなかった。
しかし、今回の新たな規制の導入で、こうした作品の発表の場が大幅に縮小することになる。今後、作品の発表の場が国外のサイトやPier to Pierに移る可能性もあるため、これらの作品は発表にどの程度の影響が出るかは9月以降になってみないとわからない。